お知らせ

2013.04.11

講座報告~イタリア料理講座~

 

 

桜もすっかり散ってしまいましたね。

イタリア料理講座は、本日(4月8日)が再開後2回目となりました。

本日のメニューは

『春野菜のミネストローネ』 と 『春キャベツとトレビスの「リゾットアッラピロータ」マントヴァ風』 です。

使用する食材はこちら。

本日の食材.jpg

まずは、春野菜をミネストローネ用にカットします。

野菜は基本的に好きなものでよいそうです。

カットした野菜を強火で少し焦げ目がつくくらい炒めます。焦げ目が付くくらいというのがポイントで、野菜の風味というか香ばしさを出すのだそうです。

で、白ワインと水をひたひたに入れホールトマトを入れた状態

ミネ1.jpg

 

ここで豆を入れるのですが、今日使用するのは金時豆の水煮です。

金時豆水煮.jpg

 

これをミキサーにかけてペースト状にします。

ペースト.jpg

 

見た目がアズキのようですが、甘くはありません。

豆をわざわざペースト状にするのは味を行き渡らせるというか、馴染ませる為だそうですね。

これを鍋に入れて、中火でしばらくそのままにします。

金時豆を入れると.jpg

 

隣の鍋には沸騰させたお湯があり、そこにお米を入れて15分ほど炊きます。

米を炊く.jpg

 

リゾットですね。

この後 米はお湯を切り、さっと水で冷まして火が入りすぎるのを防ぎます。

リゾットの具ですが、本日の肉は豚肉で、肩ロース・ロース・バラの3種ミックスを使用します。

3種類を使うのはそれぞれ風味が違うので、ソーセージのような複雑で 深い味わいを出す為だそうで、こういう細かいところのこだわりの積み重ねが大きく味を左右するんだろうなと感じました。

この肉たちは、フライパンで炒められるのですが、その際「フライパンには肉の脂をとるために しっかりと油を入れてください。」とシェフからアドバイスが入ります。

3種の豚.jpg

 

あ、ちょっとシェフ言い間違えました? と思っていましたが、

肉の脂をとる為には油が多いほうがいいんだそうです。普通はその逆に考えてしまいがちですよね。知りませんでした。

油を切る.jpg

 

肉はこんな感じで油を切ります。

次はキャベツですが、

キャベツは焦げ目.jpg

こちらは結構焦げ目が付く位炒めます。

これも香ばしい風味を出す為ですね。

 

先ほどの肉と混ぜて、

あわせる.jpg

 

各種スパイスなどで味付けをします。

で、私が本日一番注目したのがこれ。

粉チーズを.jpg

 

パルミジャーノチーズをフライパンで・・・・・。

チーズが溶けたところでフライパンの底を水でジュッと冷やします。

すると・・・なんとチーズせんべいが出来ているではありませんか!?

これに似たつまみを結構高いお金を出して買っていましたが、「これでいいやん!」と思いました。

・・・・今週も、町の巨匠に感謝・・・・

と、私的にはこれだけで満足でしたが、これはリゾットの具の一部として利用されるようです。なんと贅沢!!

 

後は盛り付けをします。

今日は生徒さんが持って来て下さった立派なハーブなどを使わせて頂いて、彩りも綺麗に仕上がりました。

リゾット盛り付け.jpg

 

リゾットアッラピロータ.jpg

リゾットですね。

ミネストローネがこちら

ミネストローネ.jpg

 

なんと、今日はこのミネストローネ2日目(残り)を利用した料理「リボリータ」も教えて頂けました。

「リボリータ」とは、「もう1回ボイルする」というような意味だそうで、2日目のミネストローネと古くなったパンでつくるという 私にとっては夢の様な料理です。

我が家でミネストローネが出た場合、残量から見てあと3日はこれが続くかぁ・・・とか考えてしまいますけど、イタリア人はあきらめなかったんですね。

そうだ!! あきらめない気持ちから新しいものが生まれるんだ!! と、そんなところに人の生き様を感じたりして ひとりで熱くなっていました。

古いパンがいい.jpg

 

パンを一口大にカット。

ニンニク油のフライパンに入れて、

リボ1.jpg

 

ミネストローネを加えて

リボ2.jpg

 

ハイ出来上がり!!

リボリータ.jpg

 

ブラボ~ シェフ!

これいいですね。

私でも簡単に出来る!

古いミネストローネ!古いパン!食材は家に豊富にある!素晴しい!!

 

これと同じパターンで「カレー」もありますので、今度その対策も教えてくださいね シェフ。

 

今日はこんな感じです。

ありがとうございました。

 

 

 

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